日本にはたくさんの温泉がありますが、今回はその中でも1つの“極めて深い”温泉について紹介したいと思います。「月曜から夜ふかし」の企画で取り上げられたこの温泉は、日本一深いとされる「薬師の湯」という温泉です。
薬師の湯とは
薬師の湯は、愛知県の西三河地方にある温泉です。この温泉は、温泉地の名前であり、温泉の名前は「湯之峠温泉」と言います。この湯之峠温泉が「薬師の湯」と名付けられた理由は、薬師如来を祀るお堂が近くにあるからです。湯之峠温泉は、東海地方でも有数の温泉地で、地元の方々に愛される名湯として知られています。
薬師の湯の特徴
薬師の湯の特徴は、何と言ってもその深さです。この温泉の源泉は約1,200mの深さにあります。深さ1,200mとは、東京タワーの高さと比較しても、約3倍も深いという驚愕の数字です。この深さから湧き出た温泉は、通常の温泉と比較すると、非常に高い温度となるため、加水して冷却する必要があります。
薬師の湯の源泉から湧きでてくる温泉は、カラダに良い効果があるとされています。とくに、美肌効果が高いと言われ、湯治場としても有名です。また、源泉掛け流しであるため、湯の中にはなにも加えられていない純粋な温泉が入っています。これは、温泉を愛する方々にとってはうれしいポイントでしょう。
薬師の湯の入り方
薬師の湯には、日帰り入浴や宿泊のプランがあります。日帰り入浴では、1,000円で入ることができ、宿泊では、2,000円～3,000円程度のプランが用意されています。ただし、宿泊プランの中には、少し贅沢なペアプランもあるため、お二人さんで行っても楽しめる温泉です。
薬師の湯に行く前に知っておきたいこと
薬師の湯は、温泉が深いため、湯の温度が非常に高いことが特徴です。よって、体力があまりない方や、高温に弱い方には、入浴の際には十分に気をつけていただきたいと思います。また、湯本来の良さを引き出すために、シャンプーやボディーソープを持っていくことは禁止されているので、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
薬師の湯という温泉は、その極めて深い深度から湧き出る温泉が特徴です。通常の温泉とは違い、加水して冷却しなければならないため、湯の温度が非常に高いことが特徴となっています。美肌効果が高く、温泉が好きな方には、ぜひ一度は訪れていただきたい温泉地です。ただし、入浴には注意が必要なため、事前に情報収集をしておくことをお勧めします。薬師の湯は、日帰り入浴や宿泊のプランがありますが、宿泊する場合は早めの予約が必須です。特に、週末や祝日などの混雑時は、予約が取れないことも珍しくありません。
ちなみに、薬師の湯は、愛知県内でスポットを回る観光バスツアーにも含まれることがあります。温泉好きでない方でも、愛知県内の観光名所を周る中で、ちょっとした休憩として温泉に入ることもできるので、検討してみてはいかがでしょうか。
また、温泉好きの方には必見の“温泉フリーク”なども訪れることがあるため、話が合う方との出会いも期待できます。
最後に、薬師の湯は日本一深い温泉地として、現在でも新しい発見や発掘があるかもしれません。今後の発展にも期待が高まる温泉地です。温泉好きの方は、足を運んでみる価値があります。