ヨーグルトは、身体に良いとされる乳酸菌や酵素が豊富に含まれており、ダイエットや健康維持にも役立つとされています。しかしながら、ヨーグルトを常温で放置してしまうと、微生物の繁殖が進んでしまい、食中毒や腹痛を引き起こす可能性があります。今回は、ヨーグルトの常温放置について、何時間まで大丈夫なのかについて解説します。
食べる前にチェック!賞味期限と保存方法
まず、食べる前にヨーグルトが賞味期限内かどうかを確認することが大切です。賞味期限内であれば、一般的に熟成が進んで美味しくなるとされています。
また、市販のヨーグルトを買った場合は、必ず冷蔵庫で保管するようにしましょう。温度が高くなると、微生物の繁殖速度が高まってしまうため、冷蔵庫で保管することで微生物の発育を遅らせることができます。保存によって繁殖が抑えられ、ヨーグルトの美味しさが保たれます。
常温放置は何時間までOK?
市販のヨーグルトを開封した場合、常温で放置する時間は2時間以内が最大限です。この時間を過ぎると、微生物の繁殖が進み、食中毒を引き起こす可能性があります。
また、手作りヨーグルトの場合、加熱殺菌を行っていない場合は、細菌やウイルスが含まれている可能性があるため、冷蔵庫での保管を強くおすすめします。手作りヨーグルトが常温で放置される時間は、市販のヨーグルトと同様に2時間以内が限度と言われています。
ただし、加熱殺菌を行った場合は、冷蔵庫での保存が必要ありません。手作りヨーグルトを常温に放置することは可能ですが、開封後は2時間以内に食べ切るようにしましょう。
ぬか漬けの場合
ぬか漬けを作るときに、ヨーグルトを使う場合があります。特に、ぬか床を作るときに使い、乳酸菌を底上げすることが目的です。
ぬか漬けには乳酸菌が大量に含まれており、一般的には保存がきくため、冷蔵庫で保存するだけでなく、温度が高めであっても問題ありません。ただし、ヨーグルトを加えた場合は、市販のヨーグルトと同様に2時間以内に取り出すことがベストです。
まとめ
市販のヨーグルトは開封後2時間以内、手作りヨーグルトも同じように2時間以内に食べ切るようにしましょう。特に手作りの場合は、加熱殺菌を行なっていない場合には冷蔵庫での保管が必要です。また、ぬか漬けに使う場合も、ヨーグルトに含まれる微生物の繁殖が急激に進むため、2時間以内に取り出すようにしましょう。ヨーグルトの賞味期限や保存方法をしっかりと確認し、無駄な食中毒を防ぎましょう。
アレンジ方法!
最後に、ヨーグルトの常温放置については紹介しましたが、ヨーグルトを使ったアレンジレシピもご紹介します。ヨーグルトは、単純に食べるだけでも美味しいですが、アレンジ次第でより一層美味しくなります。
①フルーツと一緒に食べる
ヨーグルトに、お好みのフルーツをトッピングして一緒に食べるのが定番ですが、常温放置するとフルーツにも微生物の繁殖が進んでしまいます。フルーツの種類によっては、尚更注意が必要です。特に生ものは早めに食べ切るようにしましょう。
②グラノーラと一緒に食べる
ヨーグルトにグラノーラをかけて食べるのも人気がありますが、グラノーラも常温放置すると、脂質が酸化してしまいます。そうなると、美味しさが半減したり、まったく食べられなくなることもあります。開封後は早めに食べ切るようにしましょう。
③スムージーにする
ヨーグルトを使ったスムージーは、美容や健康に良い栄養価がより高められる飲み物ですが、常温放置すると微生物の繁殖が進んで、すぐに発酵してしまいます。スムージーは、飲む直前に作るようにしましょう。
まとめると、ヨーグルトを美味しく食べるためには、常温放置には注意が必要です。手作りの場合は、加熱殺菌を行っていない場合には必ず冷蔵庫で保管するようにしましょう。また、フルーツやグラノーラを使ったアレンジ方法にも気を付けて、美味しく食べましょう。健康的な食生活を送るためにも、正しい保存方法を守りましょう。